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α7Ⅲ/α7Cでクリエイティブルック使いたい | 人気の「FL」を再現する設定レシピ

α7Ⅲ/α7Cでクリエイティブルック使いたい | 人気の「FL」を再現する設定レシピ

一昔前、カメラの色味と言えばRAW現像が当たり前でした。
しかし最近ではJPEG撮影での色味がとても重視されていて、各メーカーが独自の色味カスタマイズ機能を実装しています。

最近のSONY機種には「クリエイティブルック」という機能が搭載されていて、非常に美しいルックが最初から複数ありカスタマイズも可能になっています。最新機種「α7Ⅴ」の「FL3」などは非常に良い色だと評判になりましたね。
今回は、その「クリエイティブルック」が搭載されていない旧機種であの色味を使いたい、「あの色で撮りたいが、そのために数十万円出して買い替えられない」という方々に向けて、再現カスタム設定をご紹介します。

■今回使うカメラ

SONY α7Cは2020年に発売されたフルサイズミラーレスカメラです。
小型のボディと必要十分なAF性能があり現在でも人気で、最新型よりも高感度性能やバッテリー持ちなど一部性能面で優れている点すらあります。中古価格もかなり落ち着いており、今購入しても十分に第一線で活躍できます。
ファインダーが小さいこと、液晶ディスプレイの解像度が低く、色味も若干違う点がデメリットです。
今回はこちらを使います。

SONY α7Ⅲは2018年に発売されたフルサイズミラーレスカメラです。
性能・機能面ではα7Cとほぼ同じであり、大きなファインダーや重厚なシャッター音など、大きさを許容できる社員メインの方はとても良い選択肢です。液晶ディスプレイのデメリットはα7Cと同じです。

■クリエイティブルックの色味を確認

クリエイティブルックはここ数年のミラーレスシリーズのほかに、スマートフォン「Xperia」シリーズにも搭載されています。2023年発売の「Xperia 1 Ⅴ」以降ですね。
今回は2024年発売の「Xperia 1 Ⅵ」を使用します。

Xperia 1 Ⅵ / クリエイティブルックOFF

こちらが完全ノーマル状態で撮影した写真です。
Xperiaのノーマルはやや彩度が高いですが自然な色味・描写で、最近のスマートフォンにありがちなソフトウェア補正がほとんどかかりません。

Xperia 1 Ⅵ / クリエイティブルックFL

こちらがクリエイティブルックFLで撮影した写真です。
落ち着いたフィルム調でありつつ、青と緑が特徴的でやや黄色みがあることが分かります。コントラストもギリギリ黒潰れしない程度に高めで、富士フイルムの「クラシッククローム」などとはまた違った方向性ですね。FLは一番人気があるルックです。

今回はこの雰囲気を出したいのです。

■再現レシピ

再現するための設定を考える前に、一旦α7Cのノーマルの描写を見てみましょう。

α7C / クリエイティブスタイル スタンダード

こちらが何もせず完全にノーマルの状態。
何も考えず開放で撮影してしまったのでぼけ範囲が広いのは置いておいて、とにかく「濃い」ですよね。Xperiaのノーマルよりもかなり濃い。

α7C / カスタム例①

こちらはクリエイティブルックFLの再現ではなく、この前まで気に入って使っていたカスタムです。
旧機能であるクリエイティブスタイルを使用したものですが、彩度とコントラストを抑えて少し懐かしい雰囲気にしたもので、被写体を選ばず設定も簡単なのでこちらも是非おすすめしたいです。

クリエイティブスタイルニュートラル
コントラスト-2
彩度-1
シャープネス-3
DRO有効 Lv3
ホワイトバランスオート
ホワイトバランス微調整A:1 G:1

α7C / カスタム例②

そしてこちらがクリエイティブルックFL再現レシピの設定です。
動画用の設定ピクチャープロファイルを使用していますが、静止画にも反映可能です。かなり細かく設定を追い込みました。
クリエイティブルック搭載機種とは描写エンジンの概念がまったく違うらしく、完全に同じにすることは不可能ですが、かなり近くなったのではないでしょうか。

ピクチャープロファイルPP1
ブラックレベル-6
ガンマStill
ブラックガンマ範囲:広 レベル:+3
ニーポイント:85% スロープ:+2
カラーモードPro
彩度-3
色相+1
色の深さR:+1 / G:0 / B:+2 / C:+1 / M:+1 / Y:^1
ディテール-4
DRO有効 Lv3
ホワイトバランスオート
ホワイトバランス微調整A:0 G:0.5

■まとめ

最新機種「α7Ⅴ」の登場によりかなり古い機種となったα7C/α7Ⅲですが、機能面で見劣りする部分はあるもののカメラとしては現在でも最高の写真が撮れるカメラです。
AF性能などは我慢できても、その「色味」についてはどうしようもないと自分もあきらめていましたが、今回のこのカスタムを使って色々な撮影をしたいと思っています。α7Cは発売からもうすぐ6年ですが、まだまだ最前線で活躍できます。