今回はTTArtisanのAPS-C向け単焦点レンズ「50mm F/0.95 C」をレビューします。
普段マニュアルレンズを使うことはほとんどないのですが、このレンズは本当に素晴らしく、東京ディズニーリゾートでどのような使い方ができるのか、改めてレビューしていきます。
■このレンズについて
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このレンズはAPS-Cレンズということで、フルサイズ換算75mmという焦点距離になります。
しかし公式でも案内されている通り、フルサイズで使用しても若干の周辺減光のみで使うことができ、50mmのままでF0.95の世界を楽しむことができます。そりゃもう使うしかないですよね。
見た目は最近のスタイリッシュなデザインとは違い、武骨で重くてダイヤルがたくさんついている、アンティークのようなものになっていますので、ほかの人と違うレンズを使いたいと思うような人にもぴったりですね。
■東京ディズニーリゾートでの作例

50mm F0.95 / プラザ
なんと作例1枚目、いきなりこのレンズで撮影した写真ではありません。「このレンズを撮影した写真」です。
F0.95という大口径のため、絞りを開放にした場合には鏡筒全体が開き美しく背景を映し出します。よく水晶玉とかでやる技法ですが、レンズ越しにそれができるのでこのレンズそのものが被写体として映えてきます。シンデレラ城前でレンズを覗き込んではしゃいでいる様は異様だったかもしれませんが、この写真すごいですよね。

50mm F0.95 / ピーターパン空の旅前
そしてここからは本当の作例です。ポートレートの参考に。
アリスとマッドハッターを撮影していますが、周辺のぼけが大きいとか小さいとかそういうレベルではない、夢の中のような効果をもたらしてくれています。
玉ボケの形は美しいとは言い難いかもしれませんが、この価格帯であればそれ以外のメリットのほうが圧倒的に重要です。

50mm F0.95 / ラプンツェルのランタンフェスティバル
マニュアルレンズですので動き回るキャラクターなどを撮影するには向いていません。
となると活きるポイントとしては「暗いアトラクション」ですね。どのタイミングでどこから何が来るのか分かっているアトラクションでは、マニュアルフォーカスでピントを合わせやすく、F0.95の力で暗くても奇麗に撮影ができるのです。

50mm F0.95 / カリブの海賊
「暗いアトラクション」の代表格であるカリブの海賊では、まともな光源が少なくオートフォーカスで狙うにはF1.4クラスの明るさが必要になってきます。
しかしこのレンズはマニュアルでしかもF0.95ですから、タイミングと設定さえ誤らなければ撮影可能です。50mmレンズでも1/160秒くらいは必要ですね。

50mm F0.95 / カリブの海賊
このシーンは比較的明るいので一般的なレンズでも撮影が可能な場所かと思います。
でもそこはF0.95だと「ただ写る」だけではなく財宝の立体感や背景のぼけなど、これまで写りきらなかったところまではっきりと見えてきます。

50mm F0.95 / カリブの海賊

50mm F0.95 / カリブの海賊
アニマトロ二クスの表情までしっかりと捉えています。

50mm F0.95 / カリブの海賊
追いかけられるシーン。
高速回転していますのでオートフォーカスで撮影することなんて絶対に不可能なのですが、こちらも設定とタイミングさえしっかりすれば捉えることができます。

50mm F0.95 / カリブの海賊
家事のシーン。
どうしても赤色が優先されてしまうのですが、このレンズで捉えると本来の装飾品や服の色がしっかりと描写され、「あ、こんな色だったんだ」と新たな発見に繋がったりもします。

50mm F0.95 / カリブの海賊
■まとめ
東京ディズニーリゾートでのおススメ度 ★★☆☆☆(マニア向け)
風景 ★★★★☆(夢みたいな写真になる)
フード ★★☆☆☆(最短撮影距離0.5mはつらい)
グリーティング ★★★☆☆(印象的な写真になるが難易度は高い)
アトラクション ★★★★☆(このレンズでしか撮れないものがある)
ショー ★☆☆☆☆(まともに撮れない)
本当にごく一部、局所的に大活躍するこのレンズ。価格も安くスマートフォンやキットレンズでは絶対に撮れない画が欲しい方におすすめです。
