今回はSONY純正のAPS-C用望遠レンズ「70-350mm F4.5-6.3 G OSS」をレビューします。
以前は「ディズニーシーで撮るなら100-400mmがないとだめか…重いしなぁ」なんて思っていたのですが、このレンズと出会ってからはその悩みが解消されました。軽いのにすごいです。
■このレンズについて
35mm換算で105mmから超望遠の525mmまでをこれ一本でまかなうことができるのに、625gしかないという驚異のレンズです。絞りリングなど省略されている部品も多いのですが、価格も割と良心的な設定になっていると思います。
最高級ラインのGMレンズと同じXDリニアモーター駆動になっているためオートフォーカスは非常に早く正確で、一旦このレンズを使うとサードパーティ製のレンズ(特にTAMRONのRXDモーターのものとか)を使うとその差が非常に実感できます。
フルサイズで使用すると当然ですが四隅に大きなケラレが発生する…と思っていると思いますが、実は違うんです。このレンズ、広角端の70mmをフルサイズで使った時のみ、ケラレがほとんどありません。
当然ながら四隅を使うように設計されていないので周囲の歪みはすごいのですが、写す角度などに配慮して歪みが少ないように撮れば全然使えます。あまりないと思いますが参考までに。
■東京ディズニーリゾートでの作例

291mm(436mm) F6.3 / ジャンボリミッキー!
まず驚くのはその質感です。この立体感のある描写すごいと思いませんか。

177mm(265mm) F6.3 / ディズニー・ハーモニー・イン・カラー
F6.3とはいえグッと寄れば大きなぼけも得られます。
AFの速さ、正確さはさすがXDリニアモーター搭載のレンズですね。踊るダンサーさんの表情までバッチリ撮影できます。

350mm(525mm) F6.3 / ドナルド・ザ・レジェンド!
35mm換算525mmの超望遠は、東京ディズニーランドにおいては無敵の焦点距離です。
どんな場所の立ち見でも、キャラクターを大きく写すことができますで場所取りの苦労から解放されます。

350mm(525mm) F6.3 / ドナルド・ザ・レジェンド!
顔のアップもこのようにはっきりと。
2420万画素のAPS-Cクロップで1000万画素程度まで落ちていますが、解像感が足らないと思うことはあまりないと思います。

277mm(415mm) F6.3 / ザ・ヴィランズ・ハロウィーン “Into the Frenzy”
こちらは大人気ハロウィンのパレードを30分前に、立ち見の6列目というかなり悪い環境での撮影です。
400mmを超える焦点距離があれば、キャラクターのアップや目線も全然狙うことができます。

343mm(514mm) F6.3 / ザ・ヴィランズ・ハロウィーン “Into the Frenzy”
こちらは望遠端に近く、ものすごい逆光というカメラにとっては意地悪な状況なのですが、逆光耐性の高さが分かるかなと思います。

350mm(525mm) F6.3 / エレクトリカルパレード・ドリームライツ
望遠側では開放でもF6.3とかなり暗いのですが、オートフォーカス性能が非常に高い+SONYのミラーレス一眼はかなり高感度に強いので、光源(キャラクター)にグッと寄って撮影すればさすがに多少のノイズ感はあるものの、普通に撮影はできます。

191mm(286mm) F6.3 / エレクトリカルパレード・ドリームライツ
より明るいキャラクターの場合は、とても綺麗になりますね。

135mm(204mm) F5.6 / エレクトリカルパレード・ドリームライツ
「何mmまでなら開放F値いくつをキープできるのか」を常に頭に入れておくと、ぼけの量や明るさを維持できるチャンスが増えると思います。このように真っ暗に近いダンサーさんでも、衣装や表情がしっかりと分かるレベルで撮影することもできるのです。

350mm(525mm) F6.3 / ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~
ディズニーシーのハーバーショーの場合は焦点距離が命。通常の望遠レンズではまだまだ小さいなと感じることも多いほど遠いのですが、この超望遠レンズであればしっかりと捉えられます。

350mm(525mm) F6.3 / ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~
レンズのレビューとは関係ないですが、ビリーヴ!のミッキー&ミニーって、非常にわかりづらい位置にいますよね。
■まとめ
東京ディズニーリゾートでのおススメ度 ★★★★★
風景 ★★☆☆☆(遠くの限られた小物に注目する場合のみ)
フード ★☆☆☆☆(何も撮れません)
グリーティング ★☆☆☆☆(何も撮れません)
アトラクション ★★☆☆☆(ほとんど使えません)
ショー ★★★★★(撮れないものはありません)
東京ディズニーリゾートにおいてはショーパレ専用レンズとなってしまいますが、何回も書きますがこの小ささと軽さで超望遠まで撮れるのは大変すばらしいです。性能や解像感も高く、このレンズを買うことでカメラ系の荷物はかなり減らすことができるでしょう。
