LEICA D-LUX8 レビュー#3 スナップ編

LEICA D-LUX8 レビュー#3 スナップ編

2025/12/31

「LEICA D-LUX8」を実際に持ち出してみました。
元々このカメラを購入した理由が「常に持ち歩けるカメラで、でもしっかりと撮影できるものが欲しかったから」なので、その目的としっかりと遂行できるかどうか試したかったのです。

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LEICA D-LUX8 レビュー#2 色味編

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■持ち歩きカメラ論争の歴史は長い

「常に持ち歩けるカメラ」の自分の中での論争はかなり昔からずっとありました。「RICOH GRⅢx」や「OLYMPUS E-P7」、「FUJIFILM X100F」など多くのカメラを使ってきましたが、どれもデメリットが気になって落ち着きませんでした。

端的に言うと「小さくてぼけてレンズ交換とかしなくても焦点距離の事由が利いて寄れるカメラ」が欲しいんです。そんなものあるわけないだろうと言われそうですが、あったんです。それが「LEICA D-LUX8」です。

■作例

こちらは14.9mm(35mm換算で33mm)F2.2という写真ですが、どうでしょうこのぼけ。
テーブルフォトとしては十分すぎるとは思いませんか。フルサイズだとぼけ量が大きすぎてもっと絞らないといけないですし、

前機種「LEICA D-LUX7」は「ステップズーム」というズーム域を24、28、35、50、75mmで固定できる機能があったのですが、今回なくなってしまったので、ズームレバーで細かい調整をすることになりました。これが絶妙に難しい。

こちらは最短撮影距離でグッと寄って撮影したものです。
コーヒーに溶けるミルクのマーブル模様がとても綺麗ですね。レンズの先端に触れてしまいそうなくらいで撮影可能です。

ここで、前回の#2の記事では明るい室内撮影だったフィルムモードを比べてみます。
まずはSTD。結構暗い室内で暖色系なのでコンデジとしては苦手なシチュエーションですが、破綻することなくしっかり描写できていますね。

つづいてVIV。確かに全体的に彩度とコントラストが上がった気がします。
特にプリンの黄色が濃くなり、背景の壁の赤身も増していますね。やはり個人的にはVIVは苦手かもです。

こちらはNAT。VIVとは逆にあっさりした仕上がりになりましたね。
あっさりさせるのであればWBの微調整で少しティール気味にするなどがしたくなってくるので、そういった微調整が利かない「LEICA D-LUX8」では、出番が減りそうです。

ここまで比較してみて、結局自分はノーマルのSTDが一番好きだなと再確認できました。
ちなみにコントラストAFではありますが、このような暗い店内でもまったく合わないなぁと思うことはなく普通に撮影できました。

こちらは望遠端34mm(35mm換算で75mm)F2.8で撮影したものですが、ぼけは大きく少しだけ圧縮効果も期待できる感じになりました。
望遠端では最短撮影距離が30cmなので、小さい被写体を大きく写す場合は広角端のほうが有利です。

外に出てみました。広角端10.9mm(35mm換算で24mm)の写真です。
久々に24mmを使いましたが、普段メインで使うフルサイズでは28mmではじまるレンズが多いので24mmって結構広いなぁ、というのが第一印象です。

こちらは望遠端。
遠くの被写体を捉えられます!というほどではないですが、見える範囲のものを撮る場合はそれほど困らないかもしれません。しかし前機種「LEICA D-LUX7」はiAズーム(画質劣化の無いデジタルズーム)で150mmまで伸ばせたので、それがあったら良かったなとは思います。

VIVモードで撮影。
やはり全体的に彩度とコントラストが上がりますが、風景で印象的にこのモードを使うならもっと空が濃くなってもいいのでは?と感じました。彩度とコントラストは調整可能なのですが、それをさらに上げるとビルの茶色とかにも影響してしまいそうですね。

NATモードで撮影。
単純にあっさりというよりも、STDにあった独特の濃厚さ、上質な感じまで減ってしまうような気がしてこのモードを外で使うのは少し躊躇いますね。

■まとめ

今回持ち出してみて、「小さくてぼけてレンズ交換とかしなくても焦点距離の事由が利いて寄れるカメラ」はやはりこれだったなと改めて感じました。
今後はストリートスナップとか様々な場所に持ち出してみて更に感触を確認していきたいと思います。