今回はLenovoのノートパソコン「Lenovo Thinkpad Z13 gen1」をレビューします。
発売は2022年で、翌2023年にはスペックアップした後継機種「gen2」も発売されています。もちろん高いスペックが要求されることをする方はより最新のマシンの方が良いかと思いますが、この「gen1」の「モノ」としての完成度の高さやオリジナリティ、所有欲の満たされる佇まいは唯一無二で、是非こちらをお勧めしたいです。

「ThinkPad Z13 gen1」は一目見て分かるその高級感と、必要十分以上の機能性、2026年でも大半のクリエイティブワークに耐えるだけのスペックを持っています。
USB-Cが2つだけで拡張性が少ないなどのデメリットとされる点もありますが、拡張させて補うことができる点ばかりですので、相棒にすると幸せになれる一台です。
Design
ThinkPad ZシリーズはそれまでのThinkPadにあった「無骨」「仕事用というイメージ」から大きく脱却したデザインをしています。最近ではカフェでPCを開いている人はほとんどがMacbookを使用していますが、そういった層(Z世代)にも使って欲しいというデザインコンセプトがあるようです。

まず最初に目が行くのは天板。黒いヴィーガンレザーが貼り付けられています。似たような仕様のものとしてhpが2018年に発売した「Spectre Folio 13」というブラウンのレザーのものや、2020年に発売した「ENVY x360 13 Wood Edition」という天然の木材をパームレストに使用したものはありましたが、黒いレザーはこちらが唯一。再生アルミニウムで作られたヘアライン付きのサイドフレーム部分もふまえて非常に高級感のある作りになっています。

天板部分には突起があり、こちらには型番ロゴと共に裏面にはWebカメラとステレオマイクを搭載。Macbookのようなノッチ方式ではなく、四角いディスプレイを維持したうえでのこの仕様は個人的には非常に歓迎します。Webカメラの性能もかなり高く、ビジネス用途で不満を持つことは無いでしょう。
底面部分もプラスティックではなくアルミニウムで作られており、ひんやりとして非常に触り心地が良いです。ただし排気口も底面に設置されているため、テーブルや膝上などに置いて使用する場合は注意が必要です。

自分は非常に薄型で直接貼り付けるタイプの金属製スタンド「Kopek majextand」を使用していて、こちらがあることで排気効率低下を回避しています。キーボードにそれなりに確度がつくことになるので、入力のしやすさもアップしますのでお勧めです。

Display
液晶は1920×1200の16:10 IPS液晶。オプションでタッチパネルや有機ELも選択可能ですが、一番安いIPS液晶でも非常に発色が良く綺麗です。

輝度を最大にすると特に明るくなるので、写真・動画編集にも十分耐えることができます。自分は念のため、ディスプレイには保護フィルムを貼り付けています。(やや反射して見えているのはそのせいです)グレア液晶で汚れや埃などは見えやすいので、ELECOMのクロスを使用しています。こちらはどんな汚れでも一瞬で綺麗になる魔法のクロスで、スマートフォンやカメラの液晶にもよく使用しています。
Keyboard
キーボードは一番の感動ポイント。まずは写真で見ていただくのが一番です。

この通り特定のキーが小さい、配置がおかしいといった要素が一切ないフルサイズの綺麗なキーボードになっています。ThinkPadシリーズはFnキーとCtrlキーが一般的な配置と逆になっていることが多いのですが、こちらに関しては一般的なままなのも素晴らしい。

キーストロークは少し浅いので、打鍵感としてはもう少しある方が好みですが、このキートップが一般的なプラスチック製のものと異なる仕上げなのか、購入から数年が経過してもキーボードの塗装剥げやテカり、ディスプレイ側への汚れの移りなども一切ありません。これはすべてのパソコンメーカーが見習ってほしい仕上げだと思います。
Sound
サウンドに関してはノートパソコンとしては普通。Dolby Atmosスピーカーを搭載しているという割にはやや物足りなさを感じます。高音・中音域は聞きやすい感じですが低音はゼロに等しく、サブで使っている「Surface Laptop」シリーズの方がやや低音もあり音質は勝っています。しっかりと音を感じたい方は別途Bluetoothスピーカーなどの仕様を推奨します。自分はAnkerの「Sound Core 2」を使っています。大きさ・価格の割に低音がズシリと聞いて、自分の好きなジャンルには合っています。
Performance
CPUは Ryzen 5 PRO 6650U、メモリは16GB、ストレージは512GBの所謂「最小構成」モデルを使用していますが、発売から3年以上経過した現在でも普段の仕様において不満を感じたことは一度もありません。普段はnoteやブログ執筆、写真編集、フルHD動画編集、あとはブラウジングとMicrosoft 365アプリといったところですが、カクつきやもっさり感はまったくなく快適です。パソコンでゲームはしないタイプですが、テストとして「Dead by Daylight」をインストールして使ってみたところ、1080p / 30fpsでグラフィック設定「中」であれば問題なく遊べました。最新の3Dゲームを高画質で、とかの欲がなくカジュアルに遊ぶ程度であれば問題ないと思います。
Battery
バッテリー寿命は仕様上では約22時間となっており、丸一日使ってもゼロにならない安心感があります。当然最大輝度で動画編集を行う、とかヘビーな使い方をすれば短くなりますが。USB-CはPDに対応しており、45W以上であれば問題なく使用できます。30W以下の場合、OS起動中の場合は出力不足である警告バルーンが表示され、電源OFF時の場合はBIOSの時点で警告画面が表示されます。いずれもそのまま使用すれば遅いものの充電は可能です。
Accesories
ここまで非常に美しくおしゃれなパソコンなのですが、付属する電源アダプタはUSB-C接続であるもののThinkPad伝統の?黒くて大きいもの。これを持ち歩くのはかなりのマイナスイメージです。前述の通り45W以上のPD充電器があれば問題ありませんので、是非小型のものを使ってほしいです。ポーチにもすんなり入ってくれます。
接続端子がUSB-Cが2つ心もとないので、外付けSSDなど周辺機器を使う際にはハブが必須です。ハブには色々な種類がありますが、知らないメーカーの安価なものの場合、転送速度が著しく低かったり、HDMI出力が16:9でしか出力されないといったデメリットが発生します。
きちんとしたものを選ぶようにしましょう。
堅牢なボディではあるのですが、レザーとアルミニウムでできている本体はデリケートで傷や汚れがつかないというわけではありません。せっかくの美しいボディ、維持したいですよね。「ThinkPad Z13 gen1」は13インチMacbookよりほんの少し小さく、ほんの少し厚いですが、ケースは同じものが使えます。
Yuz.
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