今回は2021年に発売されたミラーレスカメラ「OLYMPUS E-P7」の長期使用レビューです。
この記事執筆時点(2025年12月末)でも家電量販店で新品が販売されており、
小さいボディと買いやすい価格で購入検討している方も多いのではないでしょうか。
■このカメラについて
圧倒的に小さなボディにクラシカルな見た目。アルミ削り出しのダイヤル類など価格を考えれば非常に高級感のある見た目をしています。普段から持ち歩きたくなるような、そんなカメラですね。
最大の特徴は「プロファイルコントロール」で、単純なホワイトバランス調整とかではなく各原色のバランスを自由に調整して独自の色味を設定できます。
カラー、モノクロをそれぞれ個別に登録して、好きなタイミングで専用スイッチで切り替えられるのでとても便利で、SONYの色味、FUJIFILMの色味、のように楽しんでいました。
オートフォーカスはコントラストAFで、動きものを追従するような性能は持っていませんが、普段のスナップ用途であれば不満に思うようなものではなく、思った以上に普通に使えます。
レンズ交換式でマイクロフォーサーズセンサーを搭載しているので、F1.4などの明るい単焦点レンズを使えば大きなぼけを作ることができます。キットレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」はぼけを作るのは苦手ですが非常に小さく、寄ることもできるので普段使いにぴったりです。
液晶は綺麗ですが自撮り時は下向きに開くため、三脚や自撮り棒の類を使う場合には見えなくなってしまうのは気になります。また、ファインダーを搭載していないので、日中の屋外などでは視認性が悪いのもデメリット。
■おすすめのレンズ
「LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4」
同じマウント規格のPanasonicから発売されているレンズで、ライカ印の単焦点レンズ。
その明るさからポートレート撮影に向いており、最短撮影距離もそれほど長くないのでテーブルフォトにも使えます。
「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7」
35mm換算で30mmという広めの標準域でスナップレンズとして非常に使いやすいです。
金属製でデザインが良く、非常に小さいのでつけっぱなしレンズとして相性がとても良いです。
「LUMIX G 20mm F1.7」
最大の特徴はその薄さ(パンケーキレンズ)。35mm換算40mmで最短撮影距離がかなり短く
GRⅢxのような感覚で使えるのですが、AFが全面繰り出し型でうるさく遅い点と、シルバーカラーの場合ボディのシルバーとまったく違うので見た目上の違和感がある点がネックです。
■作例









■総評
総合 ★★★★☆(常に持ち歩くカメラとして逸品)
見た目 ★★★★☆(とにかくオシャレ)
描写性能 ★★★★☆(センサーサイズを考えれば大健闘で、色がやはり良い)
機能 ★★★☆☆(ファインダー無しが痛い)
コスパ ★★★★☆(新品10万円を切る価格はすごい)
「OLYMPUS E-P7」は、既に大きなカメラを持っている方が日常遣いにサブカメラとして
購入する場合には最適です。単焦点での気軽なぼけ描写や、「プロファイルコントロール」を使って
理想の色を追い求める、というような楽しみ方があります。
一方で、PENシリーズは「スマートフォンからのステップアップ」を目的として購入する方も
いると思います。キットレンズのぼけの少なさや、単焦点の距離感の掴み方、動き回りものを
捉えるには心もとないオートフォーカス性能など戸惑う面も多いので、しっかりと設定や
撮り方を練習してから実際に撮影に臨む覚悟は必要です。
![[カメラ]OLYMPUS PEN E-P7 長期使用レビュー](https://photoclef.hiho.jp/wp-content/uploads/2025/12/thumb-13.jpg)